大阪の人々にずっと愛されてきた大阪産まれの野菜。

大阪近郷の地場野菜の強みは、輸送ルートが短く済むということ。それは、より新鮮な状態で消費者の手元に届くということを意味しています。大阪府下には、たくさんの野菜作り名人がいます。皆さん自分達の作る野菜に誇りを持ち、独自のノウハウを日々研究改良しながら、より良い野菜を作ろうと邁進しておられます。やおやキッチンは、地域ブランド「大阪産(もん)」として認定される大阪ならではの美味しい野菜を、これらの農家さんから直接仕入れて皆様にお届けします。

石川早生小芋 (いしかわわせこいも)
収穫期:8~9月
小芋用の極早生種。「土垂」と並ぶ里芋の代表的な品種。「土垂」よりも小さくコロッと丸い形をしていて、やわらかく粘りがある。大阪府南河内郡の石川村(現河南町)がこの芋の原産地とされることから、その地名がつけられている。他の品種に比べ小ぶりで、煮物やきぬかつぎにされることが多い。
泉州キャベツ (せんしゅうきゃべつ)
収穫期:12~3月
大阪名物「お好み焼き」に欠かせない泉州のキャベツ。主流品種は「松波」でずっしりと重みがあり、しっかり詰まっている。生で食べてもおいしく、加熱してもくずれず甘みが増すため、煮込み料理にも最適。
高山水菜 (たかやまみずな)
収穫期:12~3月
大阪北部の山間部、高山右近の生誕地として知られる豊能郡高山地区で栽培される水菜。近年、水菜というと細長く生食向けのものが主流となりつつあるが、この高山水菜は株が大きく茎も太い昔ながらの水菜。それでいて食感は柔らかく甘みもあり、鍋の具材などに非常に適している。収量が限られるため都市部ではまずお目にかかれない。
八尾若牛蒡 (やおわかごぼう)
収穫期:1~3月
八尾市を中心に栽培されている葉牛蒡。束ねた形が矢に似ていることから「やーごんぼ」と呼ばれ、春を象徴する野菜として関西の人々に親しまれている。根だけを食べる一般的なごぼうと異なり、柔らかい葉柄(軸)の部分と若い根を食する。特有の香りと歯ざわりが特長。
木積筍 (こづみたけのこ)
収穫期:3月下旬~4月
泉州は木積地区の山間部で生産が盛ん。手入れの行き届いた粘土質の赤土で栽培される上質のたけのこは、色が白く柔らかい。日に当たると皮に色が付き、独特のえぐみが出るため、早朝、穂先が地上部に出る前に堀り取る。掘り取った直後の筍は、そのまま食べられるほど甘く瑞々しい。
泉州水蕗 (せんしゅうみずぶき)
収穫期:3月~5月
数少ない日本原産の野菜のひとつ。古くから泉南地域の特産物として有名で、大阪府は全国第3位の生産量を誇る。冬の終わりを告げる春野菜として珍重され、独特の香りとほろ苦さが特徴。佃煮や煮物に用いられる。
泉州水茄子 (せんしゅうみずなす)
収穫期:6月~8月
江戸時代から栽培されている泉州地域の特産品で、丸なすの一種。果肉は柔らかく水分をたっぷり含み、甘みがある。皮が薄くアクも少ないため、生食や浅漬けに適している。今や全国区となったブランド茄子。
大阪千両茄子 (おおさかせんりょうなす)
収穫期:4月~8月中旬
南河内地域が特産の色鮮やかな中長のなす。肉質は柔らかく、大ぶりでつやが良いのが特長。加熱しても歯ごたえが失われないため、焼なすや揚げなすなど、茄子料理全般に広く使われる。
八尾枝豆 (やおえだまめ)
収穫期:6~8月
八尾市南高安地区を中心に約9haの農地、約100戸の農家によって栽培されている、大阪府下生産量の7割を占める枝豆。温暖な気候を生かした露地栽培とハウス栽培を組み合わせ、6~8月中旬頃まで出荷できるように工夫されている。大粒で甘みと旨味が凝縮されている絶品枝豆。
止々呂美柚子 (とどろみゆず)
収穫期:11月中旬~12月
箕面市止々呂美地区は日本の三大実生(みしょう)ゆずの産地。柚子は通常接ぎ木で栽培されるが、実生柚子は種から栽培されるため、収穫まで約18年という長い年月がかかる。この間、限りなく野生に近い形で成長するため、病気に強く大粒で香りの良い柚子が育つ。柔らかい酸味と香りの良さでは他にかなうものはない。
長居春菊 (ながいしゅんぎく)
収穫期:10~3月
泉州地方から和歌山にかけて広く栽培されている。関東では葉のふちの切れ込みが深く茎が立つ「棒立ち中葉種」が主流なのに対し、関西の菊菜は軸が立たずに株が横に張っている「株張り中葉種」。肉厚で柔らかく、風味豊か。関西で古くから好まれている種である。関西では「しゅんぎく」ではなく「きくな」の名称の方が一般的。
板持海老芋 (いたもちえびいも)
収穫期:11月~12月
富田林板持地区の名産。唐芋の小芋を土寄せしてエビのように太らせたもの。海老芋と呼ばれる芋は多種多様で全国各地に存在するが、富田林産の海老芋は最高級の里いもとして珍重されている。肉質は粉質で粘り気に富み、味わいも極めて優れている。棒だらと炊き合わせた「いもぼう」でおなじみ。
原木椎茸 (げんぼくしいたけ)
 収穫期:10~12月
人工的に菌を増殖させ速いサイクルで出荷する菌床栽培の椎茸とは異なり、天然の木材に植菌し自然の中で成長させる野生に近い椎茸。収穫するまでには1年以上かかる。香りが豊満で肉厚。濃厚な味わいが楽しめる。
紅芋茎 (べにずいき)
収穫期:7~8月
泉州地域や南河内地域を中心に栽培されている。ずいきとは里芋の葉柄のことで、この部分が赤いことから紅ずいきと呼ばれる。酢を加えた熱湯で茹で冷やした和え物は大阪の夏の風物詩。
羽曳野無花果 (はびきのいちじく)
収穫期:8~9月
都市近郊の果物の代表として明治以前より南河内全域で栽培されている。羽曳野はその中でも一大産地。現在の主要品種は大正時代に導入された桝井ドーフィンで実が大きく水分を豊富に含み、上品な甘みが特徴。
大阪胡瓜 (おおさかきゅうり)
収穫期:9~11月
南河内地域が主産地でハウス栽培されている胡瓜。色鮮やかで歯触りが良く、サラダや酢の物に重宝される。
大阪葡萄 (おおさかぶどう)
 収穫期:5~8月
全国第7位の生産量を誇るぶどうは、南河内地域、交野市と柏原市が主産地。温暖な気候と独特の土質により、他産地よりも甘いと評される。府内には30種類を超える品種のぶどうが栽培され、ぶどう狩りやワインの生産を中心に、直売・観光が盛んに行われている。
泉州玉葱 (せんしゅうたまねぎ)
収穫期:5~6月中旬
泉州地域のたまねぎ栽培の歴史は古く「日本のたまねぎ栽培の発祥の地」とも言われている。明治時代から水稲の裏作として作られてきた。水分が多く、甘みがあり、柔らかい。
能勢栗 (のせぐり)
収穫期:9月下旬~10月初旬
能勢町、豊能町、箕面市が主産地で、この地域の栗を「能勢ぐり」と呼ぶ。能勢地方原産の「銀寄(ぎんよせ)」が代表的な品種。風味、光沢が良く、栗の中でも大変大粒で、甘みが強い優良な品種。

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